イヌもヒトも、ずっとトナリで。
動物福祉と行動分析学に基づいた 犬と人のためのドッグトレーニング
日本ドッグビヘイビアリスト協会認定 ドッグビヘイビアラルセラピスト 北岡 千鶴
たくさんの「正解」に迷っていませんか?
「もっとお利口にしなきゃ」 「ちゃんとしつけなきゃ」 「このままで大丈夫なのかな」
犬との暮らしについて調べるほど たくさんの情報や「こうするべき」に迷ってしまうことがあります。
でも、その「理想の犬」は、一体誰のためのものでしょう。 大切なのは、目の前にいる自分の犬を知ること。
家族と愛犬にとっての 心地よい暮らしを一緒に考えていきましょう。
行動には「理由」があります。
犬の行動には、 その犬なりの理由があります。
吠えることも、噛むことも、 逃げることも、動かないことも。
その行動だけを「問題」として見るのではなく 犬が何を感じ、何を伝えようとしているのか。
行動が起きる環境やこれまでの経験 身体の状態などにも目を向けながら 犬にも人にも無理のない方法で進めます。
inutonariでは犬の動物福祉をベースに 行動分析学などの 科学的根拠に基づいた考え方を 軸にしています。 犬だけでなく飼い主さんが一緒に学び実践することが 問題行動の予防と改善に繋がります。 ポジティブな方法で愛犬との健やかな関係を目指しましょう。
叩く、抑えつけるといった行為や犬に痛みを与える道具(スリップリード・チョークチェーンなど)は一切用いません。 これらの行為は犬を精神的、身体的に傷つけるだけでなく、人との信頼関係を悪化させてしまいます。
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What is Animal Welfare?
アニマルウェルフェア = 動物福祉とは、動物が適切な飼育環境で生き、痛みや苦しみを受けず、適切な栄養や医療ケアを受け、自然な行動を取ることができることを指します。動物たちが身体的・心理的・社会的な健康状態を維持できるように人間が彼らのニーズを理解し、彼らを尊重することを目的とした考え方や行動です。
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犬の慢性的な痛みと行動の変化 犬の行動の変化は 身体的な「痛み」や「不快」が 関係していることがあります。 私たち人間もそうですよね。 お腹が痛かったり、怪我をしていたら いつもと同じようには振る舞えないし、 思うように動けなくて悲しくなったり、 イライラしたりすることもあります。 以前、私は後頭神経痛になったことがあります。 見た目には何も変わらないのに 頭に何かが触れると激痛!! 寝ていても痛みで目が覚めるほどで 痛くて泣いていました。 もし誰かが不意に頭を触ろうとしたら 私も手で払いのけていたと思います。 それでもしつこく触られたら やめてよ!って怒っていたかもしれません。笑 犬も同じように 行動の変化の背景に 痛みや不快感が隠れていることがあります。 愛犬に「いつもと違う」が見られたら 「どこか痛いのかな?」 「何か不快なのかな?」と 身体の状態にも目を向けてみてください。 そのためにも日頃から 身体の状態を無理なく確認できるように 少しずつケアの練習をしておきたいですね。 無理やり練習はダメですよ! 手順を踏んでね。 参考文献: Denis J. Marcellin-Little ほか(2026) A proposed framework for practical multimodal management of osteoarthritis in adult dogs ……………………………………………………… @inutonari イヌもヒトも、ずっとトナリで。 犬と人のためのドッグトレーニング ………………………………………………………
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ついに外へ! 幾つかの事情が重なって 外へ出ることができなくなってしまった黒柴くん。 ついに!! 玄関の外や庭へ出られるようになりました。 外に出ると色々な音や匂いやもので溢れているね。 ちょっとずつちょっとずつ 自分で確認して 外の世界を知って行こうね! この「ちょっとずつ」が 人にとっては結構難しい! あと少しできるんじゃない? このくらい平気なんじゃない? と刺激を「ちょっと」強めた途端 今までできていたこともできなくなってしまった。 なんてことありませんか? これは自分の思う「ちょっと」が 犬にとっては「大きすぎた」結果ですね。 なので、うまくいかなかったら 「うちの犬は、やっぱりできないんだ…」なんて思わないで 「環境設定をやり直そう」と思えば良いのです。 黒柴くんの飼い主さんも少しずつ練習して 首輪を触れるようになりました◎ 小さいステップでも確実に進んでいますね◎ ……………………………………………………… @inutonari イヌもヒトも、ずっとトナリで。 犬と人のためのドッグトレーニング ………………………………………………………
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「No」が出たらどうする? 日常生活のなかで 犬が「No」と示した時 みなさんはどうしていますか? 病院での採血に向けて練習中のフレブルくんは 「No」をとても穏やかに分かりやすく 私たちに伝えてくれます。 フレブルくんの場合 診察台の上でおすわりをして 飼い主さんにアイコンタクトをするのが 「Yes!進めていいよ」の合図です。 この合図がない時は 「No」の合図として、私たちは受け取ります。 「No」が出たら 私たちはいったん手を止めます。 そして、環境や手順を見直しながら 再び参加するかどうかは フレブルくんに任せて待ちます。 診察台を降りたければ降りて良いし 部屋から出たければ出て良いのです。 「No」ばかり聞いていたら 何も進まないんじゃないの? と思うかもしれませんが 小さな「No」を受け入れるのは 強く抵抗しなくても「今はやめて」を 犬が伝えられるようにするためでもあります。 そして、自分の行動によって 人の手を止めたり、距離を取ったりできること。 続けるか、離れるかを選べること。 ケアを受ける犬にも その状況に働きかける手段があることを 大切にしたいと思っています。 「No」は、環境や手順を 見直すきっかけにもなるだけでなく 犬との信頼関係を構築する とても大切な合図だと思います。 ……………………………………………………… @inutonari イヌもヒトも、ずっとトナリで。 犬と人のためのドッグトレーニング ………………………………………………………
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ドッグトレーナーにも動物福祉の基準を 26年10月3日に シンガポールで ドッグトレーナー向けの動物福祉基準が新設され グルーマー向けの基準も改訂されました。 犬に関わる仕事だからこそ 動物福祉を学び続けること。 私は 体罰や強制に頼らず 犬も人も安心して学べる方法を 大切にしたいと思っています。 犬に関わる仕事をする人も 犬と暮らす人も。 動物福祉を知り 学ぶことは 犬との関わりを考える大切な一歩です。 私たちにできることを 一緒に考えていきたいですね。 出典:シンガポール Animal & Veterinary Service(AVS) 2026年10月3日発表 「AVS launches new Code of Animal Welfare for dog trainers and revised Code of Animal Welfare for pet groomers to strengthen animal welfare standards」 ……………………………………………………… @inutonari イヌもヒトも、ずっとトナリで。 犬と人のためのドッグトレーニング ………………………………………………………
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初めての場所へ! 4ヶ月齢になるスタッフィーくん。 会うたびに大きくなって、 あっという間に先住犬のお兄ちゃんを 追い越してしまいそうです☺︎ 今回は飼い主さんから聞いた 最近のエピソードをご紹介します。 社会化に取り組んでいるスタッフィーくん。 先日、初めてホームセンターへ行ったそうです。 犬用カートに乗って店内に入ってみると、 初めてのことだらけで少し緊張気味。 そこで! 飼い主さんがとった行動はなんだと思いますか? スタッフィーくんは おやつも好きだけど、とにかく人が大好き! 飼い主さんはペット用品売り場へ直行! 優しい店員さん2名にたくさん可愛がってもらい、 すっかりご機嫌に☺︎ その後はカートで店内を移動しても 楽しそうに過ごしていたそうです。 社会化は、ただいろいろなことを 「経験させればOK」ではありません。 その犬が好きなものや安心できるものを使って 【良い経験になるよう人が環境をつくる】ことも大切。 今回は「人が大好き!」な スタッフィーくんだからこその環境設定。 飼い主さん、ナイス判断でした◎ ……………………………………………………… @inutonari イヌも人も、ずっとトナリで。 犬と人のためのドッグトレーニング ………………………………………………………
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大人しくしている=大丈夫?? 久しぶりにご相談いただいた甲斐犬くん。 今回は、最近になって起きた ご家族に対する行動について お話を伺いに行きました。 まずお願いしたのは、 困る行動が起こらないための環境設定。 そしてお話をしている中で 脚拭きについても話題になりました。 大人しく脚を拭かせてくれる。 一見「大人しくできている」ように見えても、 それが「大丈夫」ということなのかは別の話です。 だから脚拭きも、 触ろうとしたときに近づいてきてくれる。 脚を差し出してくれる。 途中で離れることもできる。 そんなふうに 犬自身が選択できる状況でケアできるように 練習していくことをおすすめしています。 「できているから大丈夫」と思い込まず 犬の小さな反応も見て 環境を整えることから始めてみましょう◎ ……………………………………………………… @inutonari イヌも人も、ずっとトナリで。 犬と人のためのドッグトレーニング ………………………………………………………
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